Hug

生きやすさの知恵袋

強い自分も弱い自分も連れていく

こんばんは。sharkoです。f:id:komachi_emi:20210628204405j:plain

  

今回は前回の続きで、完璧思考を手放す過程で同時に湧き出がちな不安の感情についてのお話をします。

 

自分の不安を置きざりにしない事で、少しずつでも前を向ける様になる。

そんなお話です。

  

何だか心がモヤモヤしていて、今日は調子悪いなぁという日って誰にでもありますよね。

 
特段何かあったわけでも無いのに、何だかモヤモヤが取れないし、訳がわからなくてイライラまでして来ちゃう。

 

でも何にイライラしてるのかもよく分からない。


しなきゃならない事が沢山あるのにエンジンがかからなかったりして、心が沈む日ってあると思います。

 

これは私の話ですが、そんな時ふっと心の中に浮かんでくる言葉があったりします。

 
今回は「怖い」でした。

 
思い返してみると、傷付きたくなくてずっと虚勢を張って生きてきました。

 
家族総出で言葉が汚かったのですが、虚勢✙言葉が汚かったことで、どこへ行っても元ヤンと言われて来てました。

 
でも実際には、どこかのチームに属したり、喧嘩をしたり、暴走行為をしたりなどは、一度もないんです。

 
恐怖の上下関係は実家だけで充分でしたし、家の中はいつでも激しい戦場でしたので。

 
精神的に安定する期間が長く続かなくていつも理由が分からなかったのですが、自分に向き合う事で少しずつ理解する事が出来るようになりました。

 

自分に鞭を打ち、虚勢を張る事で幼い頃からPTSDになっていた事に気づきませんでした。

 

人と人がぶつかり合う様な事が起きると、自分がその状況に立たされている訳ではないのに体が震え出し、体に戦慄が走り、鼓動が激しくなります。

 

それを解消しようと、何とか収めようと、同じ輪に感情的に割り入ってしまうのです。

 

それは幼い頃から激しく怒鳴り合い、傷つけ合う両親を止めようとして来た事が、大人になっても習慣化してしまっていたからだと思います。


ずっと虚勢を張って生きてきたので、消化しきれていない恐怖が時折フラッシュバックとして顔を出してしまうのです。

 

PTSDになっても、早いうちに対処をすれば1~3ヵ月で自然と回復に向かいます。

ですが私のように自分の弱さを認めず、尋常でない強がりを続けて対処が遅れた場合、心の傷を見つけること自体が難しくなります。

 

フラッシュバックが繰り返されるたびに強い自分だけで状況に対応するために、事態もややこしくなる上に、いつまでたっても心の傷を癒すことも出来ないのです。

 

心の傷が癒されなければ、本来望んでいる方向へ物事が進まなくなってしまうのです。

 

私は普段元気で威勢が良いので今まで誰にも気が付かれなかったのですが、自分の内面に向き合う事が多くなってから、私の弱さを見抜く人が現れ始めました。

 

ではどうやって弱い自分と向き合うのか。私が実際にしてきたことをお話します。 


怖いと言う言葉が頭をよぎった後、「怖かったね」と素直に自分の心に寄り添ったところ、それを認めた途端に涙が止まらなくなりました。

 

涙を流すという事は「浄化」と言われます。

 

私は前に滝行に行ったことがあるのですが、山伏の方に滝の中で自分のお腹に手を当てて「ありがとう」と10回言いなさいと言われました。

 

その時は他者への感謝が足りないのだと思っていたのですが、言っている間に何だか自分にありがとうを言っている気持になってしまったのです。

その時もずっと涙が止まらず、終わった後は頭痛に悩まされました。

 

山伏の方に「自分に言っている様だった」と話したところ、それが目的だったと聞かされました。

(※山伏とは簡単に言えば霊山で修業を積む僧侶のような人です。)

 

それが初めて自分にした感謝でした。

それまで生まれてきた意味も分からず、自暴自棄になる事も多く、自虐的に生きてきたので、自分への感謝の気持ちなんて持ったことがなかったのです。

 

自分に寄り添う事、自分に感謝の気持ちを持つこと、心からの涙を流すことが自分の弱さと向き合うための必須アイテムとなります


強がる自分を分かっていても、弱い自分を認めてしまったら全部が崩れそうで、なかなか出来なかったのです。

 

どうしたら元気な自分を保てるのか分からなくなってしまうのも怖くて、向き合う事を避けようと強い心を持った人を条件反射的に演じて来ました。

 

実際に強いと思い込んでいましたので、弱い自分は未熟だと思っていました


私は強くある事で、結婚した後も女性らしい想念を持つ事が出来ませんでした。

そしてその為か、他者の甘えや女々しさが許せませんでした。


でも今、怖がっている自分を素直に認めた事で演じる必要が無くなり、分かりやすい自分になれたと思っています。


自分の弱さを知る事で無理をしているゲージに気がつける様になり、衝動性も少なくなってきました。

堪忍袋がそもそも膨らまなくなってきたのです。

 

自分と他者の間にきちんと境界線を設ける事が出来て、他者のもみ合いに距離を置ける様にもなりました。


これで分かったことは、自分の弱さを受け入れられないと、人の弱さもまた、受け入れられないということでした。


時折出るフラッシュバックにも、「今は安全だよ」と自分に呼びかけ、今を見つめることで落ち着ける様になりました。


認める怖さを乗り越える事でまた一つ、視野が広がったと思っています。


自分らしく生きられる様になると、今まで覆い隠していた部分が見える様になる事があります。


でも、知らないままではずっと演じることになるので、一つ一つ癒して昇華して行く作業が必要なんだと痛感しています。

 

下の動画は私が自分を癒すために良く聞いている瞑想動画です。

瞑想は自分と向き合う一番良い方法だと思っています。

 

www.youtube.com

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

この記事が良ければ、「★」マークをぽちっと押していただけると励みになります。

 

この記事のご感想、こんな時はどうしたらいいの?などありましたら遠慮なくコメントもお待ちしています♪

f:id:komachi_emi:20210626153748p:plain

PVアクセスランキング にほんブログ村