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生きやすさの知恵袋

過去の自分を見下げない(新人教育のおまけつき)

こんばんは。sharkoです。f:id:komachi_emi:20210702181450p:plain

 

今日は、少しだけ過去の自分を振り返ってみましょう。

 

それも、今となってはちょっと許せない自分の過去です。

 

恥をかいたり、情けなかったり、悔しかったり。矛盾した思いを抱えてしんどかったり。

 

でもそれは、あなたにとって大切な軌跡。

今に繋がっているのは、今までのあなたです。

 

もし今、少しでも誇らしい自分がいるのなら、その手に確かに受け取るために、必要な事をお伝えします。

 

 

過去の自分を振り返っては、あれはダメだった、これは良くなかったと、過去の自分を未熟者!と言って切り捨てているそこのあなた!

 

それはちょっと待って下さい。

 

今のあなたが過去に出来なかった事を出来る様になったとして、それは一体誰のおかげですか?

 

やれなかった事がやれる様になったのは、誰のおかげですか?

 

親や友達、先生でしょうか?

 

人は誰に何を言われても、出来ないものは出来ないし、やれる時はやるものです。

 

その「行動力」を使って、出来る様になったのは、他でもない「あなたのおかげ」なんです。

 

助言を聞けない時もあります。誰かの支えを振り払う事もあります。閉じこもる事だってあります。

 

悲しさ、悔しさ、恥ずかしさ、惨めさ

その色んな思いを突破して、今のあなたがいるのですよね。

 

今のあなたは全てあなたの過去が作ってきた進化の賜物なんです。

 

過去

負けて悔しかったこと。

いじめられて悲しかったこと。

裏切られたこと。

馬鹿にされて悔しかったこと。

振られて悲しかったこと。

浮気されて悔しかったこと。

受験や試験に失敗したこと。

人前で大恥をかいてしまったこと。

自分に失望したこと。

大事な事から逃げてしまったこと。

誰かを傷つけてしまったこと。

自分から逃げてしまったこと。

 

たとえこのようなことがあったとしてもそこには必ず意味があって、怒りや苦しさが沸き上がったことも、自分を守ることも逃げる事もその時は必要だったはずです。

 

そしてその先にもし

 

帰れる家がある

寝られる布団がある

食べ物を買えるだけのお金がある

このブログを読む時間とアイテムもある

着れる服がある

会話できる人がいる

笑い合える人がいる

一緒に遊べる友がいる

悩みを聞いてくれる人がいる

愚痴を言える人がいる

働ける体がある

感謝される事もある

たくさんの事をできるようになった自分がいる

 

このような「ある・いる」があなたにあったとしたら、

この幸せと思える要素の一つ一つは、全てあなたが手を伸ばして掴んできたことです。

 

今ある自分はその気持ちを糧に頑張って作り上げた事であって、過去の自分は切り捨てるべき存在ではないのです。

 

必死で乗り越え、必死で戦い、容易かったことも含めて、この瞬間より前の自分の行動の賜物なんです。

 

沢山の悲しみ苦しみを乗り越えてくれた自分を未熟と切り捨てず、よく頑張ってくれた!と褒める。

 

過去の自分を未熟と切り捨てる事は、今そこを学んでる渦中の人達をも未熟と切り捨てる事になってしまい、「人を見下げる」と言う現象が起きます。

 

知っているから偉いとか、分かってるから凄いと言うことは自分で認めるために必要なだけであって、出来てないなと思う人を責める材料ではないのですね。

 

過去の自分に怒りを感じていると、今出来てない人も責めてしまう心が働くものです。

 

「自分頑張ったなぁ♪」でいいのです。

未熟さは誰にでも存在しますし、誰にも責められる筋合いはありません。

 

私の好きなヨガインストラクターのセリフで

人間はすべて未熟です。過去を振り返れば後悔が生まれ、未来を思えば不安に思うものです。」という言葉があります。

 

未熟であることは罪ではありません。

 

出来ていないなと思う部分は、来るべき時に見つめて行けばいいのです。

 

意識するだけで、人は変わっていくものです。

 

理想の自分を描くよりも、今の自分が出来る事をたくさん認めてあげてください。

 

そして、苦しさ辛さを乗り越えてきた諸先輩方へ

 

例を挙げます。

仕事上で後輩が自分で調べずに、何でも聞いてきたとします。

 

あなたは自分の知識をその後輩に伝授しますか?しませんか?

 

とある先輩は、「自分で調べなければ、頭に入らない」と言って教えません。

別の先輩は、「自分たちだってこれだけ苦労してきたのだから簡単に教えてやるものか」と言って教えません。

 

どちら同じ「教えない」のですが、伝わりやすさも、愛情の深さも違います。

 

どちらが後輩・組織の為を思っているのでしょうか。

どちらが後任を育てる力を持っているのでしょうか。

 

理由を伝えれば素直に受け取れるものも、皮肉や妬みがあれば受け取れなくなるのが人間の心です。

 

伝える力を育てる事に必要な事の一つとして、乗り越えた側が過去の功績を自分でしっかり受け入れ、未熟であった自分を許すこと。

これが出来ていないと苦労していない新人を、言ってしまえば「楽をするな」とただ妬むだけの状態となります

 

全自動洗濯機が出来た今、誰もが洗濯板に戻る必要が無いのと同じで、過去と同じやり方に固執する必要はないのです。

 

先輩も、洗濯板は嫌ですよね。

 

目的は、新人が知識を得る事。

得た知識を活かせるために何が必要なのかを考える事。

 

反発心を仰いで本末転倒にならない様に、目的を定めることです。

 

過去の痛みをしっかり癒す。

これは自分のためにも周囲のためにも、居る環境の為にも必要な事だと感じています。

 

文中に出てきたヨガインストラクターの瞑想動画を貼ります。

朝の瞑想は潜在意識が優勢であるのでとてもおススメです。ぜひお試しください。

 

youtu.be

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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