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生きやすさの知恵袋

お父さんはカーネルサンダース

こんばんは。sharkoですf:id:komachi_emi:20210801105823p:plain

 

今日は感情の「フォーカス」についてお話をして行こうと思います。

 

何か悲しい出来事があったとき、思い方は人それぞれであると強く感じます。

 

有名な女優さんが亡くなられた話で、その起きた出来事にどんな思いを抱いているか、話す人によって違いました。

 

親御さんの事を想う声、娘さんのことを想う声。

 

私が聞いたのは、骨壺を持って3人で現れた姿に、「やっと親子三人揃ったんだね」と言う声と、「帝王切開の傷を見て子供がいたことを思い出すんだろうね」と言う声でした。

 

実はそれぞれの声は、ご本人を想う声なんです。

 

ご自身に当てはめた思いが言葉になって、そこに現れます。

 

それは悪いことではなくて、ご本人の本心にアクセスした結果の言葉であるということなのです。

 

私が思うのは、女優さんは「解放されたかったんだな」と思いました。

 

家族を想えば苦しくなり、それでも頼る人もいない。迷惑を掛けたくない。逃げれば逃げたで罪悪感から苦しくなる。

もう、どうにもならない。

 

かつて、そう思った時期もありました。

 

フォーカスを悲しみに集中させてしまい、その悲しみが深ければ深いほどに抜けられなくなってしまいます。

その道しか見えなくなってしまうんです。

 

女優さんも出来るなら、「もう嫌だ!」と感情を周囲に吐き出して欲しかったと思います。でも、出来なかったのでしょう。状況が許さなかったのだと思います。

 

話は変わりまして。

先日前夫から、「娘に都合よく扱われている」と、それが理由で連絡には応じない事実を知った娘達。

 

歩み寄るも2度のドタキャン。

切り捨てられたように感じた娘たちは、泣くしかありませんでした。

 

私もかつて同じ事を母親に言われ、母親に切り捨てられたと感じたことがあります。

それから人を信じられなくなったことも、私の中では事実です。

 

でも悲しみにフォーカスを当てたまま過ごすことは心が不健康になる一方。

 

そこで私が思い出した事。

「もっとふざけて生きた方が良いよ」と言う言葉です。

 

これは人から言われたことなのですが、確かに全てを真に受けて生きる事は本当にキツイです。

 

それで思いついたのが、「パパは、西野〇ナちゃんになったんじゃない?」と。

 

「いつも連絡をするのは自分ばっかり」「本当はどう思っているの?」という歌詞があるのですが、多分それだと。

 

「拗ねてるだけだから気にしない、気にしない」と。

 

フォーカスを「拒絶されている」から、「拗ねている」にずらすことで心の負担がずいぶん楽になると思うのです。

 

スピリチュアル的に言っても、元夫が悲観的になっている事は単に自己愛の欠如からくる自信のなさなので、大きくずれてはいません。

 

自己愛が無い人は、周囲から愛情を与えられることでしか自己価値を埋める事が出来ません。そして、与えるまでもなく自分の中の穴を埋める事で精一杯なんです。

 

人は、自分の中に無いものは人には与えられない仕組みになっています。

元夫には元々愛が感じられないと思っていましたが、これが理由でした。

 

前記した通り、誰かへの言葉は自分への言葉であり、人を思いやる愛情がある人は必ず自己愛を持っているのです。

 

子どもとの長年の関りがありながらもこの有様。

いざこざがあったのは私との間の事で、子どもとは何も起きていなかったのですから。

 

そしてもう一つのフォーカス。

子ども自身がお父さんを好きかどうか。

 

嫌われたと思うから辛い。

でも、自分はどうなのか。何か悪い事をしたのか。自分に落ち度はあったのか。

 

子どもたちは「お父さんはお父さん」「嫌われる心当たりは無い」と答えました。

 

無条件に愛されるはずの子どもたちが、条件付きでしか愛情を貰えない辛さを与える元夫に、「本性を現してくれてありがとう」と言う思いです。

 

離婚した事に罪悪感を感じている部分もありましたが、全て吹っ飛びました。

 

一見人を馬鹿にすることでもあるのであまり褒められることではないですが、それから二人はふざける事で気を逸らしています。

 

今では、「うちのお父さんはカーネルサンダースだから」と言っています。

一時は無言で落ち込みを隠せない様子から、無理やりではない普段の笑い声がたくさん増えてきました。

 

しっかりと悲しみの感情を受け入れた後は、気を逸らすことで繰り返し思い出しては苦しむループにハマらない事が大切だと思います。

 

感情のフォーカスは悲しみより、怒りの方がまだマシ。

頼りない父親には、キレ返すくらいでちょうど良いと思っています。

 

離婚している親として、子どもたちが行く当てを失くすことにならないのなら、大いにふざけて生きて欲しいと思っています。

 

 

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

このブログがどうか風に乗って必要な人に届き、少しでも癒しに繋がりますように…。

 


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