こんにちは。sharkoです
今日から少しづつお悩み相談のクライアント様のお話を交えて行こうと思います。
今回のお客様：25歳女性
お悩みの内容：彼のお母様と上手くいくにはどうしたら良いか
私のカウンセリングでは、あらかじめご相談内容をお伺いし、現在の状況をタロットで軽く見させて頂きます。
まずはお母様から見たクライアント様の印象は、「遠慮し過ぎ」「壁があるように感じる」「コミュニケーションが取りずらい」「未熟」と言う内容でした。
実際に彼女にお話を聞くと、遠慮しないでねとは確かに言われているものの、どこまで踏み込んだらいいのか分からない。との事。
そして元々彼とお母様の関係性はあまり良くないとの事で、彼からお母様のお話を聞いた先入観も邪魔しているように感じました。
実はこれはお母様に問題があるのではなく、彼から与えられているお母様への先入観と、彼女自身の遠慮がちな性格がお母様との壁を作ってしまっています。
彼女の気配を見てみると、「大人にならなければならない」「しっかりした人でなければならない」と言う思いが強く、どう関わりたいかと言うよりは、「こう見られたい」と言うことが無意識に先行していることがわかりました。
それを彼女に伝えたところ、彼曰く、お母様は若い頃に離婚をしてお付き合いをしている男性が良く変わるそうなんです。家を空ける事も多く、子どもはあまり相手にされてこなかったとの事。
それなのに、彼女が出来るとあれこれと口を出してくる母親に苛立ちを感じているとの事でした。
この先入観から、彼女がお母様よりも「しっかりした人間でなければならない」、「彼を守らなければならない」と言う母性が、お母様との間に自然と壁を作る要因になっていたんです。
自然にお母様に対する対抗意識の様なものが作られてしまっていたんですね。
そこで彼女にもう一枚、お母様との関りで「こうなりたい」と思うカードを一枚選んで頂きました。
彼女が選んだカードは、「太陽」のカード。
太陽のカードには白い馬に乗る無邪気な子供の絵が描かれています。
本来の彼女は、お母様に「自分の子どもの様に接して欲しい」と思っているんです。
彼女の表層意識とはかけ離れていますね。
その希望に対する彼女のブロックとなっているもの。
それが「大人な自分」「認めて欲しい自分」です。
彼女は彼よりも３歳年上です。
「自分がしっかりしなくてはいけない」という思考が自然と湧き上がるのは無理のない事ですよね。
ですが、私が彼女にアドバイスをしたのは、お母様にとってはあなたも子どもの様なもの。もっと無邪気に自分から話しかけたり、お母さんの好きなものを聞いて自分との共通点を探してみては？と伝えました。
ですが、彼が警戒してお母様に会わせない様に距離を取っているとの事で、なかなか難しいとの事でした。
それであれば。元々は彼とお母様の関係性の問題。
「今は彼の希望を優先にして、間に挟まらないようにして様子を見ましょう。
そして機会があれば、彼にお母様と仲良くなりたいと伝えてみてはどう？」
と伝えました。
まだ今は結婚の段階でもなく、親子関係に挟まれてしまうよりも彼との関りを楽しむ事の方が先決ですし、実際のところ親子問題に彼女が口を挟める隙間はないのです。
そこで見えだしたもう一つの問題。
これは良くある話ですが、自分ではどうにもする事の出来ない問題を、どうにかしてあげたいと言う思いから不安を自ら呼んでしまうんです。
これにはもっと深いところでのトリックがあり、彼女自身が抱える思考のクセから来ています。
何もないところに不安要素が沸き上がり、無意識に「関係性を不安定にさせようとする思考」が働いてしまう事があります。
これは意外に多くの人が気づかずやってしまっている事です。
「安定していることが怖い」のです。
誰しも安定を保とうとするので多少の不安は付きものですが、それが自分の中ではなくて外側に要因を作ってしまっていることが問題なんです。
受け取るよりも、与える力が強い人が陥りがちな思考です。
このクライアント様はまだ2回目のご相談でしたので、こうした思考の癖は取り去るのに少々時間がかかります。
次にご相談に来られるまでに、「彼との時間から得られるもの」に注目して過ごすことをお伝えして終わりました。
呼んでしまった不安から目をそらし、今ある豊かさに気が付く事、自分の心の中をよく観察する事で徐々にその不安は取り去られていく事になると思います。
今日のカウンセリング実例はここまでです♡
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