こんばんは。sharkoです
今日は傷ついていないフリを続けてしまう心理と、心を開くことについてお話をしていきます。
人から傷つけられることを恐れたり、人から嫌われることを恐れたり。
そんな時にはつい閉ざしがちになってしまう自分の心。
もう誰からも傷つけられたくない。
傷ついた度合いが重いほど、心に蓋をして、表情にも蓋をして、口も閉ざして。
傷つけられるのも傷つけるのも辛いと、周囲との距離を空けてしまうものだと思います。
傷つけた人は、傷つけられた人のポーカーフェイスによって、傷つけたとは思っていないことは青年期以降ならとても多いケースかと思います。
でも、傷つけられた人と言うのは今以上に傷つくことが無いように、何もないような顔をしてやり過ごす技を身に着けているだけなんですよね。
事を大きくしたくないし、ましてや言い争いになるなんて嫌だ。
今までの沢山の感情がどっとあふれ出て、とんでもない事を言いそうになる自分を抑えたり、たくさんの思いを抱え過ぎて言葉に出来なかったり。
言い返しても、何もならないことを知っているからこそ何もないフリを続けるのだと思います。
傷ついた人が守っているもの。
それは自分の心であったり、大切な何かのため。
守る想いが、我慢に変わっているだけなんです。
もう何も信じられなくなるような、信じたくもないような、閉ざされた世界の住人になりたい。
そう思う事もあるのだと思います。
人ですから当然なんです。
感情と言うのは人間だけではなく動物も持っていますが、「言葉」と言うのは人間にしか扱えないもの。
その「言葉」によって、人を傷つけ・人に傷つけられてしまうのです。
感情を上手に扱うことは、ほぼ悟りを開いたような境地にでも行かなければ成し得ないもの。
感情に蓋をして、見て見ぬふりをする事とは違うのです。
その、感情に蓋をしている状態が苦しいポーカーフェイスの状態。
痛いのに「痛くない」・辛いのに「辛くない」・寂しいのに「寂しくない」・怒っているのに「怒っていない」・泣きたいのに「泣けない」・苦しいのに「苦しくない」
こうしたネガティブな状況だけではなく
嬉しいのに「嬉しくない」・楽しいのに「楽しくない」・笑いたいのに「笑えない」
心がお皿のようになった感じと言うのでしょうか。
「まっ平」で、躍動がない状態。
「自分の感情が、この世で一番面倒臭い。」
「何も感じたくない」
傷つき、心が破壊されて、感情すら消し去ってしまいたい。
自分から心が消え去ってしまえばいいのにと、そんな境地に至る事もあるのかも知れません。
でもね、忘れてはならない事があるんです。
それは、「自分も人だ」ということ。
我慢できる大人になったのかも知れません。
耐えられる精神力を身に着けたのかも知れません。
だけど自分自身もまた、傷つけて来た人と対等な「人間」なんですよ。
同じ価値を持っているんです。
仙人でも、先生でも、師範でも何でもなく、「一人の人」です。
そして人と言うのは、万人に好かれることもなければ、万人に嫌われることもありません。
2:2:6の法則と言って、「2割は自分を好きな人・2割は自分を嫌いな人・6割は好きでも嫌いでもない人」なんだそうです。
自分の目線で周囲を見てみても、割と当てはまるのではないかなと思います。
だからね、感情を押し殺す必要はないんです。
自由に生きている人、周囲に居ませんか?
わがまま放題好き放題やっていても、その人は孤独ではない感じしませんか?
ありのままを受け止めてくれる人と言うのは、ありのままの自分自身を出して初めて出会える存在です。
つまり、怒ったり泣いたり笑ったりして、感情を解放して、心を解放して、初めて周囲に認知してもらえるんです。
そしてポーカーフェイスで心を隠して自分一人で心を独り占めしていると、「孤独感」は消えないものです。
だけど。
感情を解放して自由に表現できるのならとっくにやっているでしょうし、その失敗によってその状態が作られているのかも知れませんよね。
よく、わかります。
私も同じでしたから。
前記した様に、守るべきものがあるからこそ自由な表現が出来ないものです。
ではどうしたら良いのか。
それは、自分自身がこの世で一番の理解者になる事です。
「誰かに理解してもらいたい」そう思うかも知れません。
だけどその誰かに話す前に、自分の事をまずは理解して寄り添ってあげるんです。
この世に生まれて、一分一秒見逃さず自分自身を見てきたのはたった一人。
あなただけです。
どんな感情も、どんな状況も心情も。
一番知っているのは、自分だけなんです。
なにが辛かったですか?何が悲しかったですか?なにが悔しかったですか?
なにをしてもらいたかったですか?どんな言葉をかけて欲しかったですか?
どんなふうに支えてもらいたかったですか?なにをしたかったですか?
その一つ一つの質問に、あなたの大切な人に寄り添うように自分自身へ話しかけ、頼れる誰かに答えるように、真の思いを自分に教えてあげて下さい。
そして一番の味方になってあげて下さい。
どんな思いであっても、あなたを否定する言葉は一切不要です。
あなたにとって、その時その時で取った行動や言動は全て、あなたの大切な何かを守る一番の方法だったのですから。
だから、あなただけはあなたを責めないでください。
これは、自己ヒーリングの一つです。
誰かの力を借りて癒されることも時には必要ですが、根本から癒されて行くには自ら呼び起こす癒しが一番効果があります。
そして自分への理解を進めた後は、自分の話を自信を持って誰かに話せる自分になっていると思います。
「自分」という心強い味方を手に入れる。
これが出来ると誰かに理解されなくても良くなるし、誰かの話もまた「一つの意見」として聞き入れられるようになるのが不思議なところです。
「ポーカーフェイス」
同じスタンスを取ったとしても、自己理解があるのとないのとでは悟りを開いているかいないかくらいの違いがあります。
心に蓋をした苦しいポーカーフェイスではなく、自己理解のある心穏やかな真のポーカーフェイスを手に入れましょう🎵
PS
基本的にはどんな時も感情を素直に表現した方が良いのですよ😁
公の場などの、カッコいい自分を演出する時の対策です(笑)