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生きやすさの知恵袋

けんかはいつでも両成敗

こんばんは。sharkoですf:id:komachi_emi:20210809204557p:plain

 

「喧嘩」

子どもでも大人でも、意見がすれ違う事はありますよね。

 

今日は喧嘩やすれ違いの意味についてお話をしていきます。

 

 

大人になると相手への配慮から遠慮してしまうこともあり、本音を言い合えない展開になる場合も多いです。

 

そして、幼い頃から「失う恐怖」に苛まれてきた人や、自己価値を見出せずいつも「自分が悪い」と思ってしまう人は、尚更相手への苦言を控えてしまうものだと思います。

 

本気で喧嘩し合えるほどお互いの理解が深まると分かっていても、「恐怖」が先行してしまい譲歩してしまう。

 

相手の怒りを浴びることが怖くて、思いを引っ込めてしまう。

相手を傷つけると思って、言えなくなってしまう。

 

そして怒ること自体相手への甘えだと思い、怒りを昇華することなく心にため込んでしまう。

 

そうすると自分の心の扉がどんどん分厚くなって行き、心を閉ざしてしまうようになります。

 

恐いですよね、人と争うのは。

仲良くしたいだけなのに、喧嘩なんてしたくないですよね。

 

人は多かれ少なかれ、「失う恐怖」と戦っています。

 

過去のトラウマとして残っている場合もあるのだと思います。

 

でも。

その失う恐怖を持たない方は、相手がなぜ本音を言わないのか分からず、「信用されていない」と感じてしまいます。

 

「信じあっていれば、何でも話せるはずなのに」と思ってしまうものです。

 

ですが実はその「何でも話せるはずなのに」ということ自体、相手を苦しめてしまうことがあります。

 

いつでも何でもお互いが本音で関われるということでもなく、またどちらかが自分の本音に気が付いていないケースも多いのです。

 

自分の気持ちを何かしらで蓋をしてしまった場合には、自分の気持ちが良く分からなくなってしまうものです。

 

傷ついた人は、自分を守るために相手を攻撃してしまいます。

そして、傷つけられた人もまた自分を守るために攻撃をし返します。

 

本当の思いに気が付くまで、それは続いてしまうのかも知れません。

 

例え傷つけるつもりではなかったとしても、相手には攻撃されたと思ってしまう何かがある場合も多くあるのです。

 

でも実は喧嘩やすれ違いには大きな意味があります。

それはお互いの心の傷に気が付き、昇華させるために起きているんです。

 

その心の傷は一見喧嘩した同士が付けたものと思いがちですが、そうではありません。

歯向かいたくなるその一言は、過去に傷がついたものが殆どです。

 

親からつけられてしまったものが殆どかもしれません。

覚えてもいない小さい頃に受け入れてもらえなかった苦しみが、大人になってから影響してしまうのです。

 

またそれが親ではなかった場合も、青年期などのとても純粋な心であった時に大きな傷がついてしまったかも知れません。

 

喧嘩をしてしまったその人は、投影であってあなたを傷つけた本人ではないはずです。

傷を見つけるきっかけをくれたその人は、悪者ではなく「メッセンジャー」なんです。

 

私がこれに気が付いたのは割と最近ですが、前から知っていたようで、心に蓋がされていたことによりそうは思えていませんでした。

 

私は人に甘えること、頼る事、苦言を呈すことが苦手でした。

ヤケになれば相手に文句を言うことも出来ますが、相手を失う恐怖が先行して何も言えなくなってしまうと共に、自分の本心にすら気が付いていませんでした。

 

恐らくは、忙しかった父に十分に甘えることが出来なかったですし、母も自身が傷ついた人でしたので、子どもの甘えを受け入れることが出来なかったのだと思います。

そして、甘える自分が悪いんだという思い込みがそうさせていると気が付きました。

 

本当であれば、相手への要求を素直に伝えた方が分かりやすく、信頼関係も増していくのだと思うんです。

 

少しずつですが、子どもたちを頼れるようになってきました。

子どもたち以外にも、ほんの僅かな人ですが甘えることが出来るようになって来ました。

 

受け入れること、甘えや頼る事を阻んでいるもの、それは罪悪感だと思います。

人は間違いがあって前に進む生き物です。

 

間違いを罪として抱え込むよりも、糧にして同じ繰り返しをしない様にすれば、それだけでいいのだと思います。

 

喧嘩は、お互いの本音に気が付く話し合いです。

そして、お互いの傷の解放の為に起こります。

 

「両成敗」

成敗するのは、お互いの傷なのだと思います。

 

お互いに思いやりを持って接し、素直に冷静に思いを伝えればいいのだと思います。

 

大人になってから、親に何かを求めても無駄に終わるケースは多いです。

今更自分に傷をつけた過去の人に、文句も言えないですものね。

 

今、上手くいかないその相手の中に自分の傷を見つけ、お互いを癒し合うために会話を重ねてください。

 

人は、認め合って、許し合って関わってゆくものだと思います。

 

本音を言ってくれるその人は、きっとあなたと向き合って話をしてくれるはずです。

過去の傷は早々に癒し、心軽く楽しい毎日を💖

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


このブログがどうか風に乗って必要な人に届き、少しでも癒しに繋がりますように…。

 

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